民間金融機関と住宅金融支援機構(旧 住宅公庫)が提携し、長期固定金利の住宅ローンがくめるようになりました。フラット35を利用し、新築住宅を建てる為には、お建てになる住宅が住宅金融支援機構が定める独自の技術基準(断熱・耐久性など)に適合している必要があります。では、適合する家とはどのような造りなのかというと、それは長持ちする工夫が沢山してあることです。
基礎の上にある木材(土台)を床下の湿気や、雨水の跳ね上がりなどの水から守るため、基礎を高くしたり、床下や小屋裏の換気をしたりする事で、湿気による腐れや白蟻などの被害を受けにくくし、また、一定期間ごとに交換必要な配管設備の点検をしやすくします。
快適な室内とするために、天井や壁、床に断熱材を施工したり、窓を複層ガラスとしたりする事で、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内にします。壁は湿気が溜まりやすいので、内部に通気層を設けることで結露防止にもなります。また、火事などいざという時に非難しやすいよう、敷地が道に2m以上接していることや、2人以上世帯での居住性を十分に確保する為、床面積を70㎡以上としています。
そして、少なくとも食事をする部屋と就寝する部屋が別々に確保できるよう、原則として2つ以上の部屋、台所、トイレ、お風呂があり、独立した生活が営めるような規格となっています。この他にも、耐久性・省エネルギー性・耐震性・耐火性に優れた住宅であることが必要です。ただ、フラット35はその仕組み上、金融機関ごとに金利が異なってしまう為、どこで融資を受けるかがポイントになります。 もちろん金利だけが重要ではありませんのでその他の条件も考慮して最適な金融機関を探すべきです。
【フラット35】Sとは、【フラット35】をお申し込みのお客さまが、省エネルギー性、耐震性などに優れた住宅を取得される場合に、【フラット35】のお借入金利を一定期間引き下げる制度です。
【フラット35】Sには、省エネルギー性に優れた住宅を取得される場合に【フラット35】のお借入金利を一定期間引き下げる【フラット35】Sエコと、耐震性・バリアフリー性などに優れた住宅を取得される場合に【フラット35】のお借入金利を一定期間引き下げる【フラット35】Sベーシックがあります。